雑感

信じる!

 今日はとっても嬉しいことがありました。公務員試験を近々、控えているK君。先日、教えたことを活かして以前、解けなかったであろう数学の問題をしっかりと解けるようになっていたからす。そして本人が自信を持てるようになったようで私は本当に嬉しかったです。

 数学のみならず、他の分野の問題も以前は解けなったレベルのものはクリアし、「これは難しいなああ~」というハイレベルの問題を中心に演習を行いました。つまり、間違ってしまう問題のレベルが上がっているのです。

 そのことを本人も自覚しており、「俺できるようになったかも?」と少し自信を持ったようです。自信を持てたからといって試験に合格するかどうかは神のみぞ知る・・・です。しかし、自信を持てるとやる気が出てくるし、変に肩に力を入れずにリラックスして試験に臨めると思います。

 さて、自信を持つためには「ハードルの低い目標に対して、成功体験を増やす」と良いと言われます。しかし試験を控えている学生等にとっては小さな成功体験をしたところで意外と自信につながらないことって多いです。

 例えば小学6年生の子が、実際のレベルに合わせて小学4年生の勉強に遡ったとします。そして少しずつ成功大変を積んだとしても現在の学年のレベルにはまだまだ追いつきません。するとどうなるか?学校や学外の模試では全くといっていいぐらいに点数を取れない状態が続きます。

 実は成長しているけれど、成果としては現れるまでに時間がかかるのです。そんな時、どうしても自信をもてるどころか下手すると自信喪失につながります。そんな時に私たち指導者の出番なのです。具体的にどんなふうに成長したか?をしっかりと生徒に説明し証拠を見せます。

 指導者の役割は単に勉強を教える…だけではなくどれだけ生徒が成長しているかをしっかりと見極め、伝えて自信を持たせるように導くことも大切だなあと思う今日この頃です。ちなみに私は教え子たちの成長を心から信じて応援しています。

-雑感

© 2024 作文110番