雑感

ゴールは何?

 中学受験はほぼ終盤を迎えていますね。正直言ってほっとしています・・・と書きたいところですが、そうは書けません。なぜなら「中学受験」予定の4,5年生を現在抱えているからです。

 私が担当している生徒は基本的に3パターンに分けられます。

①時にはバトルをしながらも親子で「中学受験を成功させたい。それを将来に生かしたい」というベクトルに向って邁進するタイプ。
②子供はとにかく勉強をさぼりたくて仕方がない、勉強をしたくないけれど…親だけが必死のタイプ。👈このタイプはオンライン授業の場合、ユーチューブを見るなどして遊んでいます。
③「中学受験」を成功させるとことが自体が目的になっているタイプ。とにかく目先の塾のクラス分けテスト等々で一喜一憂して親子でパニックになっている。

 ①のパターンは全く問題ないです。しかし、②③は「???」です。そもそも何のための中学受験なのでしょうか?中学受験合格がゴール?塾でいいクラスに入るのが目的なのでしょうか?違いますよね?

 親は「子供には将来、自立してに幸せになってほしい」と願うからこそ人生の通過点である中学受験を経験してみようとするわけですよね。いわゆるエリートコースの道を歩んだら幸せ切符をつかめる可能性が高いと思っているからですよね?

  確かにエリートコースを歩むと幸せ切符とつかむ可能性は高くなります。しかし、この「自立して幸せになってほしい」という本来の目的がいつの間にか目の前の数字、点数にすり替わった状態で果たして将来、子供が自立して幸せになるでしょうか?

 親の目を盗んでどうやったら勉強をさぼれるか?と躍起になるぐらいならば、いったん「何のための中学受験」なのかをじっくりと考えてみるのも必要なのでは?と言いたいです。中途半端な状態で受験をして失敗したらそれこそ悲惨です。

 新年度が始まる今こそ、じっくりと考えてみほしいなと思う今日この頃です。

 

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