雑感

「鬼」

 今日は節分!節分と言えば「鬼は外 福は内」が定番ですね。つまり「鬼」とは好ましくないから出て行ってもらおうというニュアンスが含まれます。本当に鬼って好ましくないのでしょうか?

 数年前から若者の間では「鬼」をいい意味で使われるという現象が!!形容詞に「鬼」をつけるのが最近の新しい強意表現の1つなのです。となると・・・「鬼は外」ではないですよね?さてさて、数年前の記事を紹介しますね。

「とても。やばいくらい(現代用語の基礎知識)を意味し、「鬼強い」「鬼速い」のように形容詞の前につく例が多いようです。(中略)風神や雷神などの荒ぶる神が鬼の姿で描かれるように、古くは「カミ」と「オニ」は同義だったといいます。(2018.1.10 朝日新聞15面「ことばの広場」から抜粋)

 それにしても若者達が「鬼」を強意表現で使うことは面白い現象だなあとつくづく感じます。知らずのうちに「鬼」のもともとの意味(神という意味がある)を使って新しい表現をする若い子たちのセンス、ナイスですね!

 あ、ちなみにワタクシ一部の知人・友人から「鬼軍曹」と呼ばれております。はい、もちろんいい意味&敬意がこめられていると心底信じております(苦笑)。はい、我が家では「鬼は内、福は内」です!

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