雑感

子どもを責めないで

 「独学で勉強頑張りました」「塾に行かずに頑張りました」という人、たまーにいますがそんな人、稀です。仮に勉強に関しては独学できる能力があったとしても他のあらゆる面で独学で…なんて人、おそらく世の中にいないでしょう。
 
 もしかすると、この記事を読んでくださっている方は、いわゆる優秀な努力家のタイプかもしれません。そうなると子供のことをついつい責めたくなるでしょう。でも、子どもと自分は別人格です。

 さらに言うならば、自身が勉強が得意であるからこそ「指導法」が分からないかもしれません。だから、子どもができていないことを責めないでほしいなと。そしてそして、✕の数や点数だけで判断は絶対にしてほしくないなと。

 そもそも、指導する側の役割とは勉強を教える・・・のは当たり前。それ以上に生徒のモチベーションを保つ声掛け、少しの成長ぶりも見逃さずに伝えることによって本人や保護者にトンネルの先の光を見せることだと思っています。

 今日の授業では✕は✕でも、内容が以前とは全く違っていました。以前はとんちんかんな記述だったのが今ではまとめるべき文章をきちんと見つけられるようになっています。書き方があと一歩だと伝えました。ハードル2つのうち1つを超えました!

 こういうことを判断するのも素人は難しいですし、とにもかくも子供は別人格、そしてオールマイティで独学できる人はいないことを自覚したうえで第三者に頼れるときは頼るのがいいと思う今日この頃です。自分自身も、さんざん人に教わっています。

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