「途中式を書かなくても出来る!式を書くなんて時間の無駄」「この文章、読んだだけで分かるからわざわざ線をひかなくても大丈夫」
上記のようなことを鼻を膨らませながら唾を飛ばすような勢いで指導者に対してくってかかるタイプがたまにいます。自分の意見をしっかりと主張するという点においては私は高く評価します。
そして私は次に言います。「確かにその通りだよね。こんなの暗算で出来るし、これぐらいの文章だと君には楽勝かもしれない。でも、それでもあえて確認のために記入すべきだよ。そうすることによって確認することを習慣にしてほしいから。
実際に私はこの仕事を何十年もやっているから見た瞬間に解き方はもちろん答えも瞬時に出るよ。でもね、それでもきちんと式も書くし線も引いてるよ。ほら見て。」
と。そして私の書き込みやメモを見せます。対面の時はもちろんZOOMにおいても画面越しに見せます。皆さんもご存知かもしれませんが、電車の運転士さんは必ず「右よし、左よし、前方よし」と指差しをします。
つまり、何重にもチェックすることによって絶対にミスを犯さないぞ!という決意を新たにするわけです。一種のこころがまえと言った方がいいかもしれません。
そもそも、先達の言うことに耳を傾けずに自分の行動を変えないとするならば、必ず遅かれ早かれいろんな場面で頭打ちになります。人としての在り方を問われます。
生まれつき超天才で瞬時にすべてを処理できるという特殊能力があるのならば話は別ですが、そうではないならば自己流で物事を進めるのはやめた方がいいと思う今日この頃です。