雑感

カルト集団と思った・・・。

 リモート、YouTubeを使った指導が広まり、今や対面にこだわらない形態で勉強が出来る世の中になりました。そのことに対して「子供たちを育てる」から、単に「知識の補充」へと変化したと同じである、と知人である指導者がおっしゃっています。

 むろんこの先生はあくまでも個人的意見として述べられただけで、他を批判するという意図は真全くありません。ちなみに私は・・・世の中、特に教育に関する変化についてはネガティブな感情はほとんどありません。

 むしろ学ぶチャンス、ツールが増えたので良い傾向だととらえています。いわゆる昔ながらの人と人との密なふれあいでしか学べない・・・なんてことは絶対にないと思っています。むしろ学ぶツールが増えたからこそ学び方が自由になり自分にあった教育を受けられると言いたいです。

 確かに指導する側と教わる側の距離間が広がった状態で縮まらない可能性が大きくなったことは事実です。しかし密すぎる関係は下手すると共依存になってしまうと私は考えます。つまり適度な距離感が大切であってそれは直接会うとか、合わないとか、会う頻度が多い少ないなどは関係ないです。

 共依存はお互いに相手の成長を阻害します。そのことに気づかずに永遠にお互いに依存し続ける・・・怖いです、まるでカルト集団です。実は先日、所属していた某異業種交流会を卒業した私。引き留めが激しくて正直言って怖くなりました。

 皆さん、よってたかって「もったいない!!」「一度抜けて再度入り直すときは手続きがめんどくさい、お金が沢山かかる。だからとりあえず会費だけ払って休んだら・・・」とまるで私のことを親身に考えていますというふりをして詰め寄るのです。

 「いえいえ、時間とお金とエネルギーを奪われてヘロヘロの状態ゆえに、いったん卒業すると決めた私に対して自分たちの自己都合(私が抜けることによって会費が入ってこないなどなど)で引き留めているだけでしょう?」というセリフをグッと飲み込みました。

 それと同じです。あなたのことを思って・・・と言いながら実は根底では自分の都合で相手を手放したくないという発想に気づかずして周囲や世の中の変化に対して苦言を呈するのはいかがなものか?というのが私の意見です。

 ハイ、私は目の前の生徒にとって一番方法や手段、ツールを優先したいと考えているつもり?です。 それゆえ、生徒が卒業することに対して引き留めたりは一切しませんし、場合によっては私よりも別の指導者の方がいいと思ったら紹介したり、はたまた別のツール等々を勧めたり・・・と何でもありです(苦笑)。

 とにもかくも上手に世の中の変化に対応していくことが大切だと思う今日この頃です。

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