国語勉強法 雑感

ありえない「迷信」

 「選択問題について、自宅学習として、過去のテスト問題を改めて解き直しに取り組んでいます。

一度解いた問題を再度やるのは効果のあることでしょうか。

国語は問題を覚えてしまいやすいので同じ問題はやらなくても良いと聞いた事もあったので質問させていただきました。」

 

 こういった質問を頂きました。正直言って私は卒倒しそうになりました。一体、誰が「国語は問題を覚えてしまいやすいので同じ問題はやらなくても良い」なんて指導をしたのでしょう?その指導者は間違いなく三流です。話になりません。

 同じ問題を解き直す際にある程度答えを覚えており、正解を選べて当然です。そんなことはどうでもいいのです。大切なのは、正解に至る手順をきちんと再現できるかどうかです。

 ですから正解を選ぶから云々ではなく、なぜその答えになるのか?をしっかりと本人が説明できるようになることを目標とすべきなのです。さらに言うならば記号問題以外は答えを完璧に覚えていることは少なく、それゆえ2回目に解いた際ににも1回目と全く同じ間違いをしてしまう生徒が本当に多いです。

 お陰で、こちらとしては「ああ、やっぱり理解できていなかったんだ」というバロメータになります。何が言いたいか?国語において同じ問題を解き直すことは大いに意味があります、決して無駄ではありません。

 ただし、「正しいやり方」でという条件付きですが。むしろあれもこれも・・・と間違った解き方で数をこなすよりも同じ問題を繰り返ししっかりと解く方が短期間で確実に力が付きます。私自身、同じ問題を何度も解きました!!三流講師のたわごとには騙されないようにしましょう。

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