突然ですが、模試を受けたからと言って成績が上がるわけでは決してありません。あくまでも模試は「本番慣れ」「今の立ち位置が分かる」といったメリットはありますが、力が付く、成績が上がるためのものではないです。
つまり、「模試」「模試」「模試」
と受けるだけでは意味がないのです。受けた後にきちんと「見直し」をして初めて実力がつくのです。残念ながら大手の塾では「模試の直し」をきちんとするところはほとんどありません。集団塾ならば当然と言えば当然です。
かといって、家庭内で親子で・・・となるとバトルになってしまうことがほとんど。とりあえず無事に直したとしても、単なる「答え合わせ」で終わってしまい、結局、本人の弱点克服とはならないことが多いです。☜少なくとも国語は。
その結果どうなるか・・・。補習塾や個人指導に頼ることになるのです。とはいえ補習塾や個人指導は指導時間等に限りがあります。どうしても１時間当たりの単価が高くなり、先生自身のスケジュールをたくさん確保することも難しいからです。
大手塾に在籍していると「模試を受けること」は必須だとは思いますが、回数やレベルが果たして合っているのか？等々を一度じっくりと考えてみることも必要では？というタイプが少なからずいることを声高に言いたいです。
模試等は「受ける」ためにあるのではなく「力をつけるため」に利用することが大切なのです。そのあたりのことをきちんと冷静に判断して動くことが勉強する子ども自身にとっても一番のプラスでしょう。