慣用句・諺 雑感

ただほど高いものはない?!

 

 「タダより高いものはない」とはよく言ったものです。lこの慣用句、的を射ているなあと実感します。「無料」という言葉につられて怪しげな会場に行き・・・半ば監禁されて高額な商品を買うことに同意させられた、というわけではありません。そこまで大げさではなく。。。

 

 言い換えると「対価を提示してもらう、お金をお支払する方が楽」なのです。私が長くお付き合いしている方々とは、「ご厚意として」タダでいただく時と「礼儀として対価をお支払する」時とを明確に分けていますし、だからこそ長続きします

 

 

  例えば、友人がサプライズで「美味しく出来たから!」と手作りお菓子を持って来てくれたとするならば喜んで!遠慮なく!頂きます!でも、こちらから日時指定等で「美味しいから作って」とお願いした際には「絶対にお金をとってね」と頼みます。その「お金」とは「材料費+手間賃」を含むのですが、相手によっては下手すると「材料費未満」の提示のことも。

 するとどうなるか・・・、頼むことが申し訳なくて次回から頼みづらくなる、どうしても頼みたいときは結局、後日にしかるべき「お礼」と考えます。「お礼」をするのが嫌なのではありません。むしろ、相手が喜ぶ品々を選ぶことは楽しいです。でも、「お礼をしなくては」と考えている時間、選ぶ時間、金額等をトータルすると最初から「品物」と「対価」を交換していた方が絶対に楽です。

 さらに難しいのは、相場です。後々、目に見える「品物」として残らない「サービス」については個々人において「価値」が違います。ある意味、相場はあってないようなものです。だから同じ内容・同じ金額でも、人によっては「高い!」、逆に「相場だ」「安い」と感じるでしょう。

 あくまでも人それぞれ考え方が違うし、それはそれでいいことです。ただし、私は「きちんと対価をお支払する」「きちんと対価を頂く」ことが楽なので、今後もそのスタンスを貫く予定です。

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