雑感

失敗、ミスが悪いのではなく・・・。

 「凡ミスしてしまいました~!」が口癖の女生徒が以前にいました。(※「凡ミス」とはケアレスミス、うっかりミスのこと。)彼女は毎回毎回、演習やテストのたびに「凡ミス」発言を繰り返すのです。

 本人の中では「凡ミス・・・本当は解けるけれどうっかり間違えただけ!だから実際の実力は今の点数よりも+15点!」という意識が強いのです。指導者側からするとケアレスミスだろうが何だろうがミスはミス!←そもそも15点のケアレスミスって・・・もはやケアレスではありません!

 全く手も足も出なくて解けない(解かなくて)0点と、途中まで解いたけれど答えを間違えてしまい0点…の場合どちらも同じ0点なのです。そもそもが毎回毎回「凡ミスしてしまいました~!」と言っていること自体があまり反省していない証拠。それゆえに毎回同じ間違いを繰り返すのです。

 むろん人間だからミスはゼロにはなりません。しかし、本当に反省して意識すればかなりミスは減ります。私自身、中学1,2年の頃はいわゆるおバカなミスをしていました。が、が、が、同じ間違いは絶対にしない!と意識することによって少しずつ少しずつミスは減りました。

 ちなみに前出の彼女、入試でも「あと何点あれば合格していたのに・・・。」とブツクサ言っていました。ハイ、第一志望には手が届きませんでした。失敗が悪いのではありません、その失敗を次にどう生かすか?が大切なのです。

 これは勉強に限ったことではありません。私の周囲にたまーにいるのです。仕事がうまくいかないのをすべて「人のせい」にするタイプ。しかも何年も何十年も・・・。

 そもそも「人のせい」にしたり、今までの失敗を「どう生かすか?」という反省・発想がないからずーっと低空飛行だと言いたいです。勉強を通して若いうちから「失敗をどうなくす、どう生かす?」という発想をしっかり身につけたいものですね。自戒を込めて。

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