文章の型 雑感

美しい方は美しく、そうでない方はそれなりに

「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに写ります」

 これは1980年、流行語ともなった有名な富士フイルムのCMです。映像のみならずこのフレーズはとってもインパクトがあるので今でもよく覚えています。

 さて、知人(Yさん)と電話で話したときのことです。娘からの伝言をYさんに伝えました。その伝言とは「〇月△日のブログを見て下さい。」です。娘は親の私の影響からか、毎日ブログをアップしています。

(Yさん)「あ、これですね。分かりました~。フーン、成程・・・」

        5秒以上沈黙・・・ 

 

(私)「え?私、何かまずい事でも言ったかしら?どうしよう。先生が黙り込んでしまったあああああ~~~。」

                    

(Yさん)「あっはっはっはっは!!!!!!!これ、面白い!面白すぎる!ごめんなさい。僕、思わず真剣にブログを読んでしまったあああああ。いや~、流石だね。この発想は娘さんしか出来ない。凄いですねえええええ。」

とエンドレスに褒めて下さるではありませんか。ホッとすると同時に、私も人の親。娘のことを褒めて頂けると自分が褒められるよりも嬉しいです。さらに調子に乗って

 

(私)「あ、先生。娘が△月□日の記事も読んで欲しいと言っています。それから私個人的にお勧めの記事もいくつかあるので後でメールします。」

 

 親が言うのもなんですが、娘のブログは面白いし上手です。なぜなら①発想がオリジナル!②編集長(☚私)のチェックが入る、以上の2点が理由です。娘は①は申し分ありませんが、ブログを書き始めた当初は②が欠けていました(☜当然ですよね。)

 

 私が「なにこれ?絵日記じゃないんだから、時系列はやめて!面白くない!」「テーマをまず決めて、出来ることならオチを入れた方がいい。」といったアドヴァイスを続けていくうちに娘は文章を書くことが上手になりました。つまり「上手な人はより上手に」です。

 

 ちなみに私は①…発想力が0に近いです。だからこそ、欠けている部分を補うべくして「書き方」を工夫しています。Yさんは私の文章に関しては「面白い」とはおっしゃったことがありません(泣)。まさに「そうでない方はそれなりに」と認めたうえで、どうやったら「それなりに」なるかを模索してきました。これからも模索しま~す。

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