雑感

能ある鷹は爪かくす、能ない鷹は・・・

 

 「能ある鷹は爪を隠す」という有名な諺があります。

(意味)「強い鷹でも鋭い爪を獲物に知られたら逃げられてしまうので、普段は素知らぬ顔で、その爪を隠している。そこから、本当に実力や能力のある人は、いたずらにそのことを誇示したりしない。

 逆に「能ない鷹は解答を隠す」のです・・・。読んで字のごとく、勉強があまりにも苦手な小中生は悪い点数の解答を隠します。悪い点数の解答を保護者に見せると何を言われるか分からないので気持ちは解ります。だから否定するつもりはありません。

 でも・・・保護者以外の第三者から勉強を教わっている時に「演習中の解答」「解答の過程」を隠すのは正直言って面倒です。これも気持ちは解ります。例えば、本来ならば公式を使って展開するべき数学の式を一つ一つ掛け算して計算して帳尻を合わせようとしているわけですから。

 つまり、指導者の指示に従っていないこと、あるいは公式の使い方を理解できていないことを必死で隠そうとするのです。そういうタイプは注意するとますます意固地になったり劣等感が強くなってしまうことが分かっているので私は見て見ぬふりをします。

 当然、全問不正解になりブスッとした顔で「分からない!」と投げやりにつぶやくというパターンが毎回繰り返されます。先にも書きましたが、「分からないという事実や解答を隠すからいつまでも成長できない。」といった正論を伝えるのは簡単です。

 でも、正論が通じないばかりか状況が悪くなるのが目に見えるのでどこまで伝えるか?といつもバランスを伺っています。「爪」を伸ばすための環境が長期間なかったタイプには勉強を教えるというよりも自己肯定感をあげる方が大切なのです。

 これからも私自身の修行は続きます!!※裏メニュー(?)でケースバイケースで国語以外も教えています。

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