雑感

暑い、熱い?

 今日は全国的に熱い一日でした。思わず今年初のエアコン使用!ちなみに私は・・・暑いではなく、熱いそうです。

「先生、熱い~~~!熱すぎる!」「道長君?!え?藤原道長って先生の友達ですか?」「式部様?!は?」「先生、古典になると急に熱くなりますね~~~。」

 これらは生徒たちからのコメントの数々です。私は古典作品が大好きで(古典が好きだからといって、学生時代に極めて点数が良かったというわけではありません・・・。悪しからず。)、語りだすと「熱く」なるそうです。

 故人の名前を呼び捨てにするのはいかがなものか?と思い、敬意をこめて?!「君」や「様」という敬称を付けるのが私の中では当たり前になっているのですが、当然のごとく若者たちはドン引きしています(苦笑)。

 さて、なぜ私が古典を愛するか?ズバリ!「人間の器」について考えるチャンスをもらえるから、というのが理由の一つです。「器」とはその人自身の性質で、大きさはもちろんのこと「器」の種類がそれぞれあります。

 例えば「平家物語(敦盛の最期)」に登場する直実は敵に情けをかけるような心持ち、さらには出家してしまう≠「侍の器、大将の器」と言えるでしょう。でも、人間としての器はとっても大きいと思うのです。

 自分の器を超えたことをしたり、器の形に合わないものを入れようとすることは理にかなっていないかもしれません。「人間の器」とはある程度は、大きさや形が定まっていると、古典を読みながらぼけ~っと考えています。

 とはいえ「自分の器」の中身や大きさなんて目に見えるものではありません。様々な経験や勉強をすることによって、それらを気づく?と日夜、古典とにらめっこしつつも。。。未だに自分のことは全く分からない私です。ただ一つだけ分かったことは、「古典は色あせない」と言うことだけでしょうか。

 ちなみに、最近は直木賞作家である今村翔吾さんの「茜唄」(平家物語を平家目線で描いたもの)の上巻をようやく読み終えましたが下巻はいつ読み終えるか・・・それでも毎日少しずつ読み進めるのが楽しみです。

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