語彙力 雑感

モテるための技術?

 「○○(目の前の相手)ってチャラいように見えるけれど実は真面目なんですね・・・」「この『実は。。。』がポイントですよ!!これを言うと目の前の相手は自分のことを分かってくれた!!と思ってこちらを信用するそうです。by元ホスト つまりですね!これはホストの常套句だそうですよ。」

 「先生 !指導者が教えるのが上手なのは当たり前 です。それプラス必要なのは話術ですよ、話術!話術がないとどんないい話をしても生徒はそもそも聞いてくれませんからね。その話術とは、いかに惹き付けるということです。例えば高校生の男子とかにとってはボソボソと喋る寡黙な男性の先生が 時々、ぼそっと面白いこと言うとか・・・こういうタイプがいいんですよ !」

 これは某高校生が私にしてくれたレクチャーです(汗)。 思わず 私は5秒間ぐらい口ポカンでした。なぜならあまりにも 的を射ていたからです。ただただ、ひたすら私は「確かに!」「なるほど!」とうなずきっぱなしでした。

 本来、国語では「確かに」「なるほど」の後に「しかし」などの逆説をもってくることによって相手の意見とは反対意見を主張するという文章の定番パターンがありますが、今回は完全同意のため「確かに」「なるほど」で止まっていました。さらには某高校生、上記のセリフのあとに具体例をたくさん実演してくれ・・・お互いに大爆笑!!私は1日で1か月分ぐらい笑いました。

 いやはや、何事も心がこもっている…だけではなく、その心をいかにして伝えるか?相手を説得させるための「技術」「ノウハウ」がきちんと存在するんだなあと改めて実感しました。いくら本心であったとしても「伝え方」が間違っていると伝わらないですから・・・。

 というわけで相手の心を惹くための常套句は「○○さんって実は・・・ですね(・・・には前半とは逆の意味の内容&褒め言葉)」、文章においては「確かに・・・しかし○○☚○○が主張」です!ちなみに会話で「実は・・・ですね」を言われると本心か?それともテクニックかを見分ける必要あり?(笑)

 

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