小論文や作文の難しさは答えがないことです。この答えというのは
➀正しい答え、つまり解答
②あるテーマに対する課題や問題点に対する答え
この2点です。つまり作文や小論文とは答えが一つに決まらないテーマについてを書かせるわけです。さらに書いた作文に対しても正解がたくさんあるというわけで、ややこしいったらありゃしません。
それゆえ受験生は混乱してしまいます。「あるあるパターン」が「Aという問題についての対策を述べよ」に対して、せっかく自分なりに対策を述べたにもかかわらず、「しかしこの方法にも欠点があって・・・」とグルグルと堂々巡りすることです。
意外とこういう作品が多いです。これではまるで動物が自分の尻尾を噛もうとグルグル回るのと同じです。ちなみに動物のこの行動は実は病気のサインだそうです。
とにもかくにも自分の中で対策を決めたら突き進んで下さい。あれやこれやと考えて自分が考えた対策に対して吟味しすぎて、やっぱり問題が・・・ということは絶対にしないでください。割り切るこれを心がけてください。
それらをきちんと書ききるには最初のメモ、下準備が大切です。さらに言うならばビシッと割り切る訓練、つまり添削をしっかりと受けることが大切です。