雑感

言うのは簡単!「自分で考えなさい」というキーワード

 「○○(生徒の名前)は本文をちゃんと読まずに適当にやってしまうのです。例えば掛け算じゃないなら、じゃあ割り算だっといった感じです。きちんと読んで図を描けばわかるのに・・・。国語ではどうですか?」と算数担当の先生に○○について聞かれました。

 ちなみにその生徒は国語に関しては本当に一生懸命に読む、考えをするタイプで、算数担当の先生からお話を伺った私はビックリでした。なぜ??と思わず悶々としましたが、理由が分かりました。

 算数では「教えない」を徹底しているからです。私は一言申し上げたい・・・。生徒に「自分で考えなさい」というのは簡単です。しかし言われた側はたまったものではありません。

 なぜなら一生懸命考えたくても分からない時ってよくあるからです。それはなぜか?インプットされてる情報が少ないからです。となると指導者側としては目の前の生徒の性格、及びどの程度の知識や経験などがインプットされているを考慮した上で声かけをする必要があるのです。

 無責任に「考えなさい」はは絶対言ってはいけないと思っています。じゃあ、私はどんなふうにしているか?例えば、選択問題が「ア、イ、ウ、エ、オ」の選択肢だった場合。

 生徒が出した答えが正解であっても正解じゃなかったとても私は何も言いません。それを最初に生徒に伝えておくのです。そして「一緒に答え合わせをしよう」といって順番にアから見ていくのです。

 生徒も慣れたもので自分の答えが正解だろうが不正解だろうが何も指導者は言わないと分かっているので一生懸命考えてくれます。国語に関してはマンツーマン指導だからできることだと言われればそれまでです。

 どうやら算数に関しては2,3人で授業を受けてる様子です・・・。ただ、マンツーマンだろうがそうではなかろうが「考えなさい」という言葉かけ以外にそこに至るまでのプロセス、声掛けの工夫が必要だと思う私なのです。皆さんはどうお考えですか?

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