「君は何年生?」という質問に対して不正解の答えをした生徒は一人もいません。しかし!!!「この話は主人公が何年生ですか?」という問に対して「昭和14年」と答えた生徒はいます(汗)
「年」という字に惑わされたのでしょうが・・・。ちなみに、口頭での質問には正確に答えられるにもかかわらず文字となるとミスをするパターンが異常に多いです。
先日も中学生の古文の授業で、問いには「現代語訳の言葉を用いて」とあったにもかかわらず生徒は「抜き出し」てしまったのです。また、「現代仮名遣いで」に対しては「現代語訳」を書いてしまったり。
私が「何を聞かれているか、落ち着いて考えてみて」と突っ込むと彼らは「あっ!」と気づきます。しかし、初見で自力で解く際には見誤るのです。それはなぜか?「何を問われているか?どう答えるべきか?」を意識していないからです。勝手な思い込みで解いてしまうのです。
ではどうすればいいか?問に線を引くなり、囲むなりするように指導します。人間の脳は情報を自分に都合よく処理するため、印をつけていると「大切」と判断しますが、逆にノーチェックだと勝手な思い込みのままになってしまうのです。
問にチェックを入れることは時間にすると1秒もかかりません。なぜなら読みながら印を入れるだけですから。手間はかかりますが時間はかかりません。ちょっとした手間のお陰でミスを防ぎ、点数は確実に上がります!ぜひ皆さん実行してみてください。