国語勉強法 雑感

え?その言葉を知らない?!

 「国語の成績を上げるためには読書が一番」というセリフを誰もが聞いたことがあるでしょう。もちろん読書と国語力は相関関係があります。読書好きが国語を得意・・・というパターンは確かに多いです。

 しかし、読書好きだけれど国語の成績がパッとしないというパターンも意外と多いです。なぜか?国語は論理的に考えて解く必要があるため、本の内容に没頭しすぎたり感情移入をしてしまっては点数に結び付くどころか、点数を大幅に落としてしまう可能性があるからです。

 正直言って、読書好きがが国語の点数に結びつく一番の利点は「語彙力が増える」ことだと思います。数多くの名文に触れることによって自然に語彙力が増えていきます。

 人生経験が10年に満たない、あるいは10年少々では経験値が少ないのは当然です。しかし、読書することによって他の人生等々を疑似体験できたり、数多くの考え方に触れることが出来るのです。結果として多角的視点や何気ない言い回しなどが自然と身に付きます。

 実は低学年・中学年においては「語彙力のなさ」ゆえに国語の点数が低いという場合が多いのです。そうなると必死で「論理的に解く」テクニックを学んでも効果は上がらないのです。

 先日、指導した中学年の生徒。「用心」「期待」といった言葉の意味をあまり理解していませんでした・・・。何が言いたいか?国語力のなさは論理的思考の欠如のみならず、いわゆる当たり前と思えるような言葉の意味を知らない…という場合もある!ということ。点数に結び付かない原因をしっかりと調べることが大切です。

 

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