要約

タイトル、題名があるとラッキー!!

 先日、要約についての記事を書いているときに去年のエピソードを思い出しました。折角なので紹介しますね。

 某新聞記事を200字で要約するように高校生に課題を出しました。その記事のタイトルは「コロナ対策と経済のバランス」「細かく舵を切り最適値探れ」とあり、これぞ、まさに作者の主張なのです。

 ちなみに本文のうち約半分が具体例、コロナ禍を導くための導入として「天気の子」という映画が紹介されています。下手すると、映画のストーリーと今回のコロナ禍の対比?と間違って解釈しかねない書き方です。

 当然…というべきでしょうか?生徒は具体例をさんざん盛り込んだ要約文を書いてしまいました。つまり、内容をキチンと把握できなかったのです。要約しなくては!と本文に意識がいってしまいタイトルなどをスルーしているのです。

(1)タイトルが本文全体の主張

(2)具体例は省く

 この2点が要約においては大切です。漠然と文章や本を読んだところで読解力は付きません。むろん国語の試験に出る文章は作中の一部、作者の主張のほんの一部です。しかし全体像を把握するためにはタイトルは不可欠です!!ぜひ参考まで。

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