昨日高校1年生の体験授業を行いました。その生徒は記述をきちんと書いているにもかかわらず全く丸をもらえない。ことごとく△か✕になるという悩みを抱えていました。
生徒の記述記述を見せてもらったところ、なるほど確かに△の理由がわかりました。どの問題も本文にある言葉を自分の言葉で言い換えてしまいその結果、意味が若干ずれてしまってるのです。
分かりやすい例でいうと例えば「おたまじゃくしがカエルに変わる」という文があったとします。それをその生徒は「おたまじゃくしではなくカエルだ」といったように「→」の内容を「↔」と書き換えてしまったのですま。
また「伸びたり縮んだりする」という表現を「伸びる」に着目して「拡張する」と書いています。これは定期試験の記述だったのでおそらく学校の先生が伸びたり縮んだりという部分を「拡張」と表現したのでしょう。
拡張自体は間違ってません。しかし「縮む」が入っていないのでマイナスされているのです。「拡張したり縮小したり」だったら正解だったのですが・・・。こんな風に国語の本文の中の言葉を綺麗な言葉に言い換えていたため、ことごとく減点されてるのにもったいないです。
まずは本文に忠実にということを意識しましょう。記述は決して難しいものではありません。結論を言うと「この部分だ」と思ったところを要約するというイメージでほぼ満点をもらえます。変にいじらないのが鉄則です。是非参考まで。