勉強法

理解するための方法

  

 最近の試験(入試、定期試験、実力テスト)の傾向として、思考力を問う問題が増えています。具体的には「記述させる」問題が格段に増えているのです。今までだったら暗記でなんとかなったような問題が少なくなっています。どの科目においても「きちんと理解しておく」ことが不可欠なのです。

 とはいえ、そもそも「理解できている状態」とは一体?!と思いますよね。「理解できている状態」≒「きちんと説明できる」ことです。もうここまで読んだ瞬間に「…無理」と思われたかもしれません(笑)。

 ご安心ください。きちんと理解するための手順を今日紹介します。①教科書を読む☞②図式化する☞③図を視覚で覚える☞④覚えた図式を接続語を用いながら文章に起こす

 ①~④までの手順は教科書をいったん分かりやすく図式化して、それを今度は自分で記述する・・・つまり教科書をスタートとして一巡するというイメージです。さすがに教科書そのものを丸暗記は難しいので、要約(図式化含む)し、今度はそれを日本語に戻すのです。その際に図式化の矢印を接続語に変換するというイメージです。

 面倒な作業ですが、この作業そのものをどうやって進めていくか・・・と考えながらすること自体が勉強になります。そもそも、この「図式化」こそが国語の長文読解において私が推進している方法です。そう、国語に限らず「文章を理解する」ためには図式化・要約を試してみましょう。

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