雑感

先走り?ファインプレー?

 

 「親が先走りすぎてしまって反省している…。」的なことを保護者から聞くことが多いです。この「親(大人、指導者)の先走り」は難しい問題だと常々感じます。

 子供の自主性を重んじることは大切ですが「勉強が苦手・嫌い→勉強しない→成績がどん底→ますます勉強が嫌いになる」というループに入り込んでしまっている場合、「はい分かりました。じゃあ明日から全く勉強しなくてもいいよ。」と言えるでしょうか?

 「自主性を重んじる」というよりも「甘やかしている」だけでしょう。勉強に限らず「嫌なことはしない」「我慢はしない」という耐久性がない人間を形成する手助けをしているにすぎません。子供の状況に応じて親が何か「方法」を見つけようとするのは当然で、先走りとは言えないと思うのです。

 以前、ある生徒の母親が子供を夏期講習に入れようとしたのですが、父親が反対しました。※勉強が得意で自主的に自学出来るタイプなら夏期講習は行く必要はないでしょうが、この生徒の場合は真逆です。指導者がいないと、正負の計算すら行き詰るタイプの中3です。

 もう中3なんだし(それなりに物事を判断できる年齢)自主性に任せたい、自分で勉強しろ!親が介入するのはおかしい、という意見も分かります。が、親が塾を探してきて問い合わせをして見学をして…ということは悪いこと、親の先走りなのでしょうか?

 私から言わせると「親と子供のファインプレー」です。大切な時期や大切な時期だからこそ必要に応じて親が介入して子供とタグを組むことだって「あり」だと思うのです。「自主性に任せる」ことは理想ですが、それと同じぐらい「親子でタグをくむ、ファインプレーをする」ことは立派だと思います。

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師