世の中には数多くの「成功法」「勉強法」についての本や情報が出回っています。しかし・・・私は声を大にして言いたいです。万人に当てはまる「成功法」「勉強法」なんてあるわけがない、と。
もしもあるならばこんなにも成功法や勉強法のマニュアル書が世の中にあふれているわけがないのです。とはいえ「○○法」には少なからず素晴らしいエッセンスが含まれているのも事実で、それをいかにして自分の中で消化して自分のものとするかが大切なのです。
だから、私は授業において自分が長年勉強した中で「ベスト」と思える読解法や手法を惜しげなく生徒たちには伝え、「こういう方法もあるということを納得したらどんどん利用してほしい」と伝え、難問に関してはテキストに付属している解答・解説も生徒に見せています。
とはいえ、ここで問題が!付属の解答・解説だけで理解できるタイプがほとんどいないのです。「文中に○○○○と書いてあるので答えは△△だ。」とあり、それはむろん正しいのですが、そもそもが大半は「文中の○○〇〇」を探しきれなくて困るのです。
つまり「文中の○○〇〇」の探し方こそ本来は教えるべき内容で、生徒たちにとっては知りたいことなのでは?と私は主張します。(※ちなみに「文中の○○〇〇」は問としての傍線部からは、かなり離れた場所に書かれています。)
「専門家によっては小手先の攻略法には批判的で、何度も読んで探せ!と言うけれど、私は答えの見つけ方を伝授するね。」とノウハウを伝えることがしばしばです。
結局は、世の中には様々な説が飛び交っているけれど「これって本当?」と疑う姿勢を持ったうえで納得したものを徹底的に学んで自分のものにすることが勉強したことを身につける、一番の近道ですね。