国語勉強法

日本人だから国語を解ける?

 

 今日のテーマは「日本人だから国語を解ける?」です。結論を先に言います。日本人で日本語をとりあえず話すから・・・といって国語を解けるわけではありません。

 国語とは日本語ではなく、日本語を元にした学科・科目なのです。単にに日本語を話せるだけでは「国語」を解くことは出来ません。

 ですから、国語を解けるようにしたいならばきちんとした解き方、や「言葉」、具体的には「頻出語」を覚える必要があります。

 何となーく読めるけれど言葉の意味は分からない・・・という状態で国語の問題を解いたらどうなるか?

 例えば、本文中に「相対的」という言葉が国語長文でたびたび出てきたとします。なんとなく分かったような分からないような状態で読み進めていき・・・。

 問で「相対の対義語を2語の漢字で書け」と出てきた時には頭がが真っ白・・・というのはよく聞く話です。「え?ソウタイ?!総体(総合体育大会)なら知ってるけれど。対義語?無理」となります。

 「相対」の対義語は「絶対」です。答えを見たら「なーんだ!つまり相対は絶対の反対なんだ。それならばなんとなく意味が分かる」となるでしょう。

 しかし、独立して「相対的」とだけ出てきた時には果たして中学生の一体何割が「分かった!」と自信をもって言えるでしょうか?おそらく半分以下でしょう。

 ではどうすればいいか?ズバリ「語彙」を増やすことが一番の近道です。そのためには(1)本をたくさん読む(2)語彙専用の参考書類を使う、が一般的です。

 特に(2)が忙しい学生にはピッタリです。今のご時世、漫画、問題集、などなど数多くの「語彙集」が出回っています。

 その中で、私が中学生におすすめなのが「 国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)吉岡 哲 著」(文英堂)です。あ、別に文英堂の回し者ではありません(汗)

 サイズ、内容等々から中学生にとって一番使いやすいかなとお勧めします。とにかく日本語を話せる≠国語を解けるです。

 国語の点数を上げるためには色々なコツが必要ですが、そのコツの一つが「語彙力アップ」です。ぜひ、冬休みを利用して語彙力アップを目指しましょう。

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