「汝の現今に播く種は、やがて汝の収むべき未来となって現わるべし」
これは夏目漱石が、明治34年(1901)3月21日の日記の中に書いたことばです。たまたま面白半分で買ったメモ帳の裏表紙にこの言葉が記されており、思わず感銘を受けた私。
そして「やっぱり古典は古いけれど新しい!」と実感するのです。古典作品は書かれた年代等といった絶対的な時間は「古い」です。
夏目漱石のこの言葉の解釈は様々でしょうが、少なくとも怪しげな?スピリチュアルカウンセラーと名乗る人、仏教者から「因果応報」と言われるよりも、よほど胸にストンと落ちます。
昨日までフツーの会社員、主婦だったような人が突然に「したり顔」でスピリチュアル的なことを言ったところで説得力はゼロです、白けます。逆に高僧から因果応報・・・なんて言われると難しい~と感じます。
というわけで私は「古いけれど新しい古典」を今日もたのしみます。