雑感

長すぎる解説

 

 解説は大切、でも…長すぎる解説はいかがなものか?と、思う出来事がありました。

 私は仕事柄、「これは!」と思える問題集や話題になっている問題集、ロングセラーの物などをコレクションしています。☜コレクションというと大げさですが、結果としてそうなったのです(汗)。

 先入観を入れないために、自ら解いて答え合わせをしてから解説を読みます。自分が言わんとすることを書かれていると嬉しくなりますし、逆に「え?こんな風に解説する?これでは分からないよ。」という場合もあります。

 さて、先日購入したロングセラーの問題集(大学入試用)。演習自体がかなりのハイレベルなので、確かにこれは解説が必要だろうなあ~と思いながら解きました。解説を見ると・・・1つの課題に対して20ページ以上の解説。

 一瞬にしてげんなりしました。そして思ったのです。「確かにこの解説はスバらしい。でも、この解説をきちんと読んで理解できるようなタイプだと演習自体は軽く8割以上とれるはず。

 逆に演習問題を間違いまくるタイプはこの解説をおそらく理解できないだろう・・・。」と。

 相手に理解させるために丁寧に説明することは大切ですが、長すぎたり複雑すぎるのはどうなんだろう?と思います。

 先日手にした問題集は「国語が大好き」あるいは「得意」なタイプが、解説を「確認」「読み物」として使うのがベストだと感じました。 

 文字で表現することの限界を感じ、直接指導のニーズはまだまだあるな~という結論に達し、ニンマリの私です。

 

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