雑感

考えない子

 もったいない!とにかくもったいない・・・と思うタイプがいます。それはどんなタイプか?地頭はいいけれど、全く自分で考えようとしないタイプです。義務教育の間は地頭はいいのでそれなりに評価されます。

 しかし、義務教育を卒業したら・・・「自分で考えないタイプ」は淘汰されます。なぜなら知識だけでできる作業はAIが担うからです。え??これぐらいのレベルだったら教科書を開いたら載っているよね❓というものでもすべて「分かりません」の一点張り。

 そして、分からないという問題を親経由で指導者に連絡・・。そりゃあ、指導者に聞けば楽ですし私自身もパッと答えややり方を伝えるのは楽です。ですが、あえてそうしません。

 まず、どんなふうに考えたか?どこまで考えたか?等々、ねほりはほりと質問をします。そして最後の最後にヒントを伝えます。そうすると、とりあえずは解けるようになりますが、全くと言っていいほど応用がききません。なぜなら「自分で考える」ことをしないから。

 ではなぜそういうタイプになっているのか?一番の原因は保護者の過干渉!!ずーっと親がつきっきりで手取り足取りすべてやってしまうのです。下手すると指導者への質問の親が代わりにするのです。目の前に指導者がいるにもかかわらず、です。もうありえません。

 時間効率を考えたうえで親がサポートのつもりでしょうし、無関心よりは子供の勉強に関わる姿勢は高く評価されるべきです。しかしなんでもかんでも代わりにやってしまったり頭ごなしに色々とアドヴァイス❓するのは逆効果です。子供の将来の可能性をつぶしています。

 それよりも「どうすればいいと思う❓」という質問をするということに徹して下さい!!と強く強く言いたいです。自戒を込めて。

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