雑感

誰の子?!

 

 「プロの家庭教師にお願いすれば成績が上がる!」「有名な大手の塾に入れておけば安心。」「人気講師の授業を受けていれば成績が上がる!」

とばかりに責任等々すべてを丸投げにする保護者が時々います。でも言いたいです。「いったい誰の子供ですか?」と。勉強が出来る、出来ないは私にとっては関係ありません。

 それよりも親子ともに(少なくとも本人か保護者どちらか)に熱意があるかどうかが重要なのです。成績は学年で万年ビリだった生徒が本人、保護者、私の3組がタッグを組んで必死で頑張った結果、たったの3か月でびっくりするぐらいに本人が成長し志望校に合格したケースもあります。(彼を引き受けたのはなんと中三の12月)。

 最悪なのは本人は能力、やる気ともにない上に保護者は子供を放置し点数が上がっても全くほめない(親の理想ほどには上がっていないだけ)ことです。ほめないどころか「効果が出ていない!」と子供+指導者に文句を言うというケースも。

 自分が指導できないからプロに頼むのは正しいですが、だからといって丸投げしたところでいい結果が出るわけはありません。直接的な指導ができないならばせめて「どうすればいいか」等をプロに相談するなり子供と一緒に考えるといった姿勢が必要だと思うのです。
 
 要するに「丸投げ」「一方通行」でうまくいく(成績が急激にアップする)なんてことはありえませんし、そういう考え方のご家庭とはご縁はいらない!と思ってしまう私です。むろん、時間さえ過ぎればお金をいただくことはできますが「むなしさ」が残ります。
 
 これはどの分野にも言えることで結局は「お互いが喜ぶ」「ウィンウィン」という相互関係、相互の信頼関係が不可欠だと思います。

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