鑑賞

変化していい物、悪い物

 「国語が乱れている」と感じる人が20年前と比べて減り、「乱れていない」と感じる人は増えている――。文化庁が25日に発表した2019年度の「国語に関する世論調査」で、日本人の国語の乱れに対する意識の変化が明らかになった。

 専門家はSNSなどの普及で文章を発信する機会が増え、様々な表現を受け入れる傾向が強まったとの見方を示している。(朝日新聞デジタルより抜粋)

 言葉はどんどん変化するものでアリ、多様化を認める寛容さには私は大いに賛成します。とはいえひとつだけ忘れてはならないものがあると言いたいです。

 それは「読み手に対する敬意・思いやり」です。例えば、敬語の使い方を間違えてしまったとしても相手に対する敬意が感じられるならば決して相手は嫌な気分にはなりません。

 本来ならば「先生はいつこちらにいらっしゃったんですか?」という尊敬語を使うべき場面で「先生はいつこちらに来たのですか?」という丁寧語で表現するとします。

 尊敬語を使うべきところを、うっかり?丁寧語を使ったとしても・・・相手に対しての敬意が感じられるので、私は「間違いだ!」と声を大にして言うつもりはありません。

 しかし「先生、いつ来たの?」的な表現はいかがなものか?と顔をしかめたくなります。いくら親しい間柄だったとしても目上の人には礼儀としてきちんとした敬意を払うべきだと思うからです。

 言葉の使い方というよりも、相手に対する敬意や思いやりというものをしっかりと意識することは今までも、そしてこれからも変わることのない、変えてはいけない大切なことだと思います。

 

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