古文 鑑賞

「漢詩」のテーマ(別れ)

 3月は卒業、転校、転勤、転職など、いわゆる「別れの時期」です。とはいえ今のご時世、「あの世に旅立つ」以外は「再会」することが可能ですし、実際に会えなくても電話、SNSやZOOM等でつながることが出来ます。

 

 しかし、昔・・・広大な土地の中国においては「見送る」≒「永久の別れ」とも言えるのです。だから漢詩では「(友人を)送る」という題名の漢詩のテーマは「別れを惜しむ」なのです。

 

 ところが現代の日本に生きている中学生にとっては「別れを惜しむ」と「友人の栄転を喜ぶ」の2択(4択のうち2択は消せます)で迷ってしまうことがしばしば。

 

 生徒に問題を解かせると五分五分の正答率で、正解した生徒も「迷った・・・・」と言う場合がほとんど。

 

 ※「別れを惜しむ」をテーマとした代表的な漢詩は次のような物です。「黄鶴楼にて孟浩然を広陵に之くを送る」(李白)「元二の安西に使ひするを送る」「臨高台 黎拾遺を送る」(王維)など。

 

 友人の「栄転を喜ぶ」という気持ちもあったでしょうが、ここでのポイントは「自分の基準で選ばないこと!時代背景を考えること!」です。これは漢文以外にも当てはまります、心がけておいてください。

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