古代の日本の貴族にとって和歌を上手に詠むことは出世条件の一つ。現代でも作文、小論文、自己PR文、入学・就職後はレポート、企画書、報告書人自身への評価につながるという点では通じるものがあるでしょう。
中学生の古文ではしばしば「和歌を上手に詠んだことによって褒美や休暇をもらえた下級武士の話」「年貢を下げてほしいという内容を一休和尚が頓智を効かせて和歌に詠んだところ成功した」といった話などが出てきます。
これらの古典作品を読むと分かりますが、決して「技法」に頼りすぎてもダメ!ちょっとした工夫、ウィットにとんだ内容になっていることが大切で、これも今の時代に通じるでしょう。
さて、ここ2,3日が大学受験への自己PR文等々の山場を迎えています。皆必死で考えて推敲を重ねて・・・は素晴らしいのですが、明日〆切の文章を午後10時、11時にドンドン依頼されるのは少々、いえかなりプレッシャーです(汗)。
でも…彼らの人生がかかっていると思うからこそこちらも出来る限り応援させてもらう予定です。もう一度言います。技法に走りすぎてもダメ、かといって型を無視した独りよがりもダメ・・・。オリジナリティ(自分らしさ)を出しつつも型にはめた文章を心掛けましょう。