対比 雑感

失敗談から学ぶ

 夏休みは予備校や塾で頑張ったり、過去問を必死で解いている受験生たちが多いでしょう。そんな中、よく目にするのが「成功談」。それらを見たり読んだりすることによって自分も「受かった」気分になる点は良いことです。

 しかし、「成功例」は時として万人には当てはまらない「たまたま」「ラッキーな状況」「その人だからこそ」という事情が存在します。だから鵜呑みにしすぎるのはいかがなものか?と思います。

 逆に失敗談・例には万人に共通する、学ぶべき真理を多く含むように感じます。だから「私は(僕は)たったの3か月、○○をしただけで難関大学に合格しました。」よりも「私は(僕は)△△すべきだった。」の方が参考になりそうです。

 人間は失敗談ではなく成功例を自慢したがるものですし、それ自体は悪いことではありません。でも自慢話ばかりだと文章構成上においてもタブーです。

 優れたた文章には「対比」が欠かせません。だからたとえ1割でもいいので失敗談も挟んだ方が興味を持って読んでもらえることでしょう。ただし・・・失敗談が愚痴にならないように要注意!

 

 

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