国語勉強法

選択肢において「言い過ぎ」は?

  国語の選択肢の問題においては「言い過ぎ」「偏った」意見は不正解、という暗黙の了解があります。☜「絶対」とは言い切れない(まさに言い過ぎになりますから)ので、学校ではあまりこのことは指導されません。塾や予備校講師は指導しますが・・・。

 では、実際のところはどうか?と言いますと・・・経験上、「言い過ぎ」「偏った」意見は不正解になるパターンが多いです。これにはきちんとした理由があります。

 世の中にはいわゆる偏った思想や考え方の文章があふれています。しかし、将来を担う青少年たちにそういった偏った思想や考え方の文章を読ませていいか?となると当然「ノー」ですよね。

 つまり国語の教科書や試験に採用される文章そのものが「偏りすぎ」というパターンがほとんどないのです。A,Bならば作者は条件付きでAを推しますといった内容がほとんどなのです。

 それゆえに選択肢で「絶対にA」という答えは不正解になるという訳です。例えば「嘘をつくことは基本的にはダメだ」ならば正解ですが、「嘘をつくことは絶対にダメだ」は不正解と言った感じです。

 どこがどう違うか?前者は「基本的には(ケースバイケースで嘘をつくことはやむを得ないというニュアンスを含みます)」、後者は「絶対に」となっておりいわゆる「言い過ぎ」なのです。

 こういったことを意識した上で選択肢の問題に取り組んで下さいね!

 

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