鑑賞

ガンバリズム

 「日本人は全体を考えないでとにかく継続するのはいい事だと言う盲目のガンバリズムに走りやすいですのでね。」

 

これは知人の台詞です。

 ガンバリズム!

 確かに~~~!この言葉、私のツボにはまりました!「ガンバリズム」とは正式には「頑張る」+「イズム」≒「頑張る主義」≒という意味でしょう。

 

 この正式な言葉以外にも私個人としては「頑張る」+「リズム」≒「ガンバリズム」という式が脳内に浮かんで来たのです。つまり「頑張り方」と言ったニュアンスでしょうか。

 

①頑張るというリズムが合っている・・・あらゆることに対してバランスよく頑張っている状態。

 

②頑張るというリズムに合っていない・・・特定の物ごとだけを頑張ったり、頑張る必要ないところで頑張りすぎている。

 

③リズムをとることを放棄している・・・何事に対しても無気力で全く頑張らない、努力しない。

 

 上記のようにガンバリズムという「リズム」は3つに分類できると思います。勿論ベストは②です。とはいえ、②ばかりではないからこそ、人様に対して「頑張って」という言葉を掛けるときは気を遣うべきなのです。

 

 例えば「頑張りすぎている」人に対して「頑張って」と言うと「これ以上何を頑張るの?」と反感を持たれます。間違った頑張り方をしている人に対しても同様です。

 

 また「頑張りたいけれど事情があって頑張る力が湧いてい来ない人」に対して「頑張って」はやはり酷です。頑張りすぎている人には「頑張ってるよね」「頑張らなくていいよ」、事情がある人には「頑張りたいけれど、それが出来ない…辛いよね」と共感するのがベターでしょう

 

 ちなみにワタクシ、若い頃は「あ、自分は頑張りすぎている!だからリラックスしなくては!!!」とリラックスすることに対して頑張りすぎていました(笑)。今となっては笑い話です。

 

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