国語勉強法

抜き出しの問

 国語でよくあるパターンの問いが、傍線部は「同じ意味の表現を抜き出せ」などです。生徒たちは傍線部を見た瞬間に必死になって「同じ意味の言葉や表現はどこか?」と探し始めますが。。。

 残念ながら誤答の連発。「抜き出し」とは必ず本文中に答えがあるはずなのですが答えに行きつかないのです。なぜか?傍線部しか見ていないからです

 例えば「心が刷新され、まさことわたしの関係の間に、ジャストタイミングで、颯爽にがおこったこと。」という表現があると、心が刷新されたのは「風がおこったとき」という事をきちんと把握しておくべきなのです。

 問が「本文前半の回想部分で、このときの感覚をどのように表現していますか。文中から十字で抜き出しなさい。」なので、まずは長い文章中の前半部分に絞られるす。

 前半部分の回想部分のうち後半部分のキーワードが「風」!そこで数行に絞られてきます。主語は誰か?を考えた場合に主人公と分かれば、絞られた数行内で主人公の行動や気持ちを表す部分を探して・・・と絞られます。

 実際の問題文を目の前にして細かく説明していくと全員正解になるのですが、目標は自力で答えにたどり着くこと。

 この作業は知らない場所に行くために前もってネットや地図で場所を確認するというのと同じです。本題に戻りますが、傍線の問題は傍線を含む文、特に述語の部分をきちんと読み込むことが大切です。

 

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