国語勉強法 雑感

3つの条件

 「3つ一致すればおそらく同一という考えを昔から持っています。腐っても理系です。」という、なかなか興味深いこと言ったのは理系のブロ友です。

 「3つ」の条件はあらゆる面に当てはまります。私自身は「一人の作家や人物、時代、事柄について3つのことを知っていると怖いものなし(まあ合格点)」と思っています。

 例えば「松尾芭蕉」=①「人生=旅」②「古人(李白、杜甫、西行、宗祇)」を敬愛している③②と関連して「奥の細道」の中の「平泉」では無常観をうたっている。

 以上3点を知っておくと「松尾芭蕉」に関しての論説文や融合文などに対応しやすいです。先日、質問を受けたのが山上憶良の歌についての解釈文です。

 ①奈良時代の歌人②山上憶良は男女の仲についての歌は少なく、子供を想う気持ち、愛情を歌ったものが多く残されている。③貧窮問答歌が有名、という3点を伝えたところあっという間に目の前の問を生徒は理解しました。

 一つの物事、一人の人物について3つの情報を集めるということは労力を要しますが、だからこそ記憶に定着しやすいとも言えます。齋藤孝先生が「3は神の数字」とおっしゃっており、確かに・・・と納得です。

 

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