雑感

「対話」「会話」・・・

劇作家、演出家である平田オリザ氏は「対話」について次のように述べています。

「『対話』は、AとBという異なる二つの論理が摺り合わさり、Cという新しい概念を生み出す。」と。つまりA+B➡Cといったイメージでしょうか。

これはあくまでも平田氏の個人の見解なわけですが、なるほど~~~と妙に納得しました。漢字からも「対等に話す」…どちらに偏っているわけではないんだなああと。

では、「会話」とは?単純に考えると「向かい合って、話す。話し合う」でしょうか。「対話」が論理的なやりとりならば「会話」はそこまで堅くないといった感じかなと私は解釈します。となると・・・先日の、20年来の友人とのやり取りは「会話」!

ところで、一方的に自分のことをずーっとずーっと話続けるタイプって世の中にいます。営業≒自分を売り込むこと≒延々と自分の話をする・・・と思い込んでいるタイプもいます。※営業≒自分を売る!これは合ってますが、自分を売る≠おしゃべりです。

聞かれてもいない、相手が全く興味を持っていないことをエンドレスに話すことは、相手にとっては「対話」「会話」ではなく単なる「時間泥棒」です。「時間泥棒」に捕まらないよう、そして自分が「時間泥棒」にならないよう意識することが大切だと思う今日この頃です。

-雑感

© 2024 作文110番