文章の型

書く前の準備

(K氏)「僕は国語はもちろんのこと、文章を書くことが大好きでしたが・・・。でも仕事となるといろいろと大変です。そもそも新聞記事とは『いかに簡潔にまとめるか?』が大切になります。逆に小説などは一つの事柄を膨らませて情感をこめて書くことを求められる・・・。何を書くかによって全く書き方が違ってくるんです。」

 この一言を聞いた瞬間、「そうなのよ~~~!!そこ、そこ、そこ!!」と思わず膝を打った私。これは茨城新聞社の若き記者の台詞です。記者の仕事は取材したことを「文章」であらわすことです。

 新聞購読者は年齢層の幅が広い為、新聞記事における「文章」とは「簡潔で分かりやすい」が最優先となるということに納得です。K氏のように文章を書くことを好きであることに越したことはありませんが、そもそも「好き≒上手」とは限りませんし、「上手≒伝わる」とは限らないのです。

 逆に、文章を書くことが嫌いであっても、とにもかくも「今はどの型、どの方法で書くか?」さえ見極めておけば、「伝わる文章」を書くことが出来るのです。

 よくある誤解として「自分の子供は小さいころからお友達と手紙交換をするのが好きだったので、文章を書くことが上手です」「長い文章をすらすらと書くことが出来て、文章は得意です」という意見。

 先にも書きましたが「好き≒上手」とは限らないです。逆に「嫌い≒下手」とも言えないのです。つまり、文章のパターン(型)をしっかりと身につけて、それらを状況に応じて使いこなせることが一番重要なのです。

 そしてこの「型」を使いこなすことが「伝わる文章」への近道と言えるでしょう。どんなに若くて体力がある若者であっても「冬山に何の準備もしない状態で登山する≒遭難」と同じです。まずは各目的、読み手を意識してどんなふうに書くかを決めましょう。

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