国語で一番大事なことって何だと思いますか?
「客観的、論理的に物事を考えること」&「聞かれたことに正しく答える」
これが一番大切です。「論理的に物事を考える」ことは強調されるのですが、意外と「聞かれたことに正しく答える」ということはあまり意識されません。ですが、これもすごく意識してほしいです。
最近頑張ってる生徒たちに共通することが・・・「聞かれていないことまで自分でわざわざ 考えて、文章から先のことを考えて勝手に答えてしまう」ことです。こういう回答の傾向が目立っています。
そのためせっかく一生懸命に考えて、しっかりと記述を埋めているにもかかわらず減点されてしまうのです。書けないで減点ならばわかるのですが 一生懸命 書いて減点されるのはすごくもったいないですよね。しかも自分で あらこうだと文章の行間を想像 して書いているので時間もかかっています。
そもそも記述とは「この部分を答えればいい」という箇所を見つけたらそこをきちんと要約すればいいのです。要約する際に読み手には伝わりづらい表現などがあったら、それを言い換える言葉を本文中から探したり、自分で言い換えの言葉を考えればいいのです。
つまり本文に書いていないことを勝手に想像する必要は全くないのです。実際にあった例です。
(正)虫や動物に葉っぱを食べられてしまうから。
(誤)葉を食べられてしまうと光合成が出来ないから。
ちなみに本文中には「光合成」云々は一切書かれていないです。生徒は葉っぱを食べられた結果を勝手に考えて書いてしまったのです。実際の本文がないから分かりづらいとは思いますが、とにもかくも「聞かれていることは何か?」を把握して本文中から答えを客観的に探す!これがポイントです。