雑感

敬語より難しいことって・・・

 「敬語」は現代文、古文ともに難しい単元だと思います。古文の敬語はともかくとして中学2,3年生「現代国語」で習う「敬語」はしっかりと身につけた方がいいいでしょう。なぜなら日常生活において「敬語」は不可欠だからです。

 若い子が敬語を間違えて使ったとしても「若いから・・・」と許されますが、そこそこの年齢の人が間違えると「社会常識がなっていない」と思われます。人からの評価うんぬんよりも「敬語」とは本来の意味「相手に敬意を払う」という気持ちを大切にしたいと個人的には思います。

 個人的には言葉としての「敬語」よりも「謙譲」の態度を見せつつ実は「自分を尊敬してよね!」といわんばかりの態度をとる人間を苦手に感じています。私は、同業者のブログやFacebook、ツイッター等々を覗くことがあります。すると、確率的にはかなり低いですが「こんなすごい生徒がいた!」という美談ばかりを紹介することによって

「すごいでしょう?この生徒をここまで成長させました。自分のおかげ?!」

と「生徒(相手)」を持ち上げているように見せつつ、実は「自分」を持ち上げているタイプがいます。具体的な学習方法等、さらには失敗談(?)≒いわゆる偏差値が低い学校や不合格になった話はほとんど書かれていないのです。

 書いている本人は無意識なのでしょうが、無意識だからこそ「怖い」「苦手」と感じる私です。いやはや「言葉」としての「敬語」よりも人間の心に潜む「敬意」の方が複雑だと思う今日この頃です。当然、相手を持ち上げるふりをして自分を持ち上げているタイプの文章はスルーです。

 敬語も大切、それ以上に文章の内容に気をくばることが大切だと「大人向け文章講座」の資料に一筆入れようかなあと思案中の私です💦

 

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