国語で出てくる「詩」について苦手意識を持つタイプって意外と多いです。気持ちは分かります。短い言葉で作者の想いを表現しているので、時として何が言いたいか分からない・・・。さらには数多くの決まりごとが多いですし。
数多くの決まりごと等を学ぶ一番いい方法としては、実際の詩を用いることです。例えば「決まったリズムや音数の詩が定型詩」と言葉で学ぶよりも実際の詩をリズムで切って、文字数を数えるのが手っ取り早いです。
そんな時に役立つのが日本の唱歌!!!有名な歌のほとんどが完璧な定型詩になっています。今の時期で言うならば・・・「こどもの日」にうたわれる「背比べ」歌詞は以下です。
柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
ちまきたべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ
きのうくらべりゃ 何のこと
やっと羽織の 紐のたけ
見事に5,7,5,7…となっています。そう、いわゆる五七調の定型詩です。また「背くらべ」「背のたけ」「紐のたけ」が名詞。名詞で終わっているので「体言止め」といった風に学べます。良く知った?歌から学ぶと楽しく学べるのでお勧めです。
ただ・・・残念ながら童謡・唱歌を知らない子供たちが増えていることです。保育園や幼稚園で聞いたり歌ったことがない場合は、歌&詩を学ぶということを親子でやってみてはいかがでしょうか?