分からないこと、イメージできないことをアウトプットすることは出来ない・・・。それは当然です。逆にいうと「イメージ」することが出来ればアウトプットすることは可能になります。
だから「本物の芸術」「本物の音」に触れることが大切だと専門家たちは言います。芸術に限らずスポーツにおいてもそうです。
自分で実際に体を動かして練習することも大切ですが、正しい動きを見る☞イメージできるぐらいまでインプットする☞アウトプットという流れが重要になります。
「書く(描く)」ことによって情報が整理されて理解が高まるからです。だから国語の難解な評論や説明文については私(指導者)が図式化、棒人間を登場させて絵を描いて説明することがしばしばです。
むろん一番いいのは本人が図や絵を描いて理解することですが、理解できていないことを図式化や絵を描くことは不可能です。言葉で説明するよりも図や絵の方が理解がしやすいため、こちらが図式や絵で説明☞間違った箇所を直すという作業をします。
さて「勉強を超苦手」なタイプに限って絶対に「書く(描く)」という作業をしない!です。「書く(描く)」作業を意識的にすればもう少し出来るようになるのに。。。と思うのですが。
例えば理科で電力=電圧×電流(W=V×A)とたった1行書くだけで①電力を求める問②電圧を求める問③電流を求める問の3種類すべて解けるようになるのに・・・と言いたいです。
公式を書くよう、さらには式の覚え方、書いた式に素直に数字をとりあえず当てはめてから方程式を解くように何度も伝えるのですが日本語が通じていないかのようです。ようやく式を立てても途中経過を省いてしまい、不正解に。
まずは地道な作業、今回は「書く(描く)」ことを意識することが大切です。「急がば回れ」です、面倒だと思ってもまずは「書く(描く)」ことから始めましょう。