国語勉強法

要約をしよう

 「惜しい」「もったいない」

と、国語の採点をしている際によく感じます。記述問題などの採点において、本文中において「まとめる」部分は合っているのだけど如何せん主語と述語が合っていない解答がちらほら。折角「合ってる」と思いきや最後の最後でコケるというパターンが多いのです。

 本人としては字数以内に収めようとして必死さゆえに最後の最後(つまり述語)を削ってしまうのでしょう。むろん述語をいれるべきだとは皆、分かっていますが複文(主語・述語の関係が2組以上あり、それが対等でないもの)になると途端に支離滅裂になるのです。

 それを避けるためには①問いに対しての答えの主語と述語をしっかりと把握する。②自分が書いた文章の主語と述語が合っているか?を意識する、この2点に尽きます。この訓練をしっかりしておくと英語の長文読解や日本語訳においても有効です。

 ではどうやって訓練するか?一番いい方法は「要約」を練習することです。問題集によってはきちんと要約を練習する課題が付いていますので、それらを用いて練習する。可能ならば要約文を指導者に見てもらうという地道な努力が国語力アップにつながります。ぜひ皆さん「要約」練習を!

 

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