雑感

リレー、連鎖

朝のリレー

カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている

(中略)

いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る

 これは谷川俊太郎氏の「朝のリレー」という有名な詩です。最近、自粛生活が続く世の中ではSNSを通じて「バトン」をリレーすることが流行っています。

 思わずそんな時に上記の詩を思い出した私。現在、流行っているリレーとは「本の表紙7日間紹介」「お料理」「腕立て伏せ」「幼少時の写真」「歌」等です。SNS上で1日1つ(1回)紹介し、友人・知人へバトンを渡す(引き継ぐ)のです。

 一応、それぞれのリレーには細かいルールがあるものの、守らなくても誰も咎めない、バトンを渡されても(SNS上で名指しで引継ぎされても)スルーしてもいいのです。

 自粛生活が続くと、誰かと直接会うという機会が少なくなりますが、こういった「リレー」でつながるのは興味深いなあと思います。嫌ならスルーしてもいいという緩いルールもいいですね!

 チェーンメールみたい・・・という意見もないことはないですが、私は「幸せをつなぐ」と解釈しており今回の流行りに対しては好意的です。ちなみに、私の周囲は「人をきちんと選んでいる」ようで・・・。

 私には「本の表紙7日間紹介」のみが回ってきました!!!ウワーイ、待っていました。張り切ってFacebookの方で毎日紹介しています。「幸せ」のリレー、連鎖、大歓迎です。

 

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