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「考え」たら間違える

 担当してる生徒に生徒で次のような子がいます。記述する際にわざわざ語順を変えたり省いて短くをまとめたりするのです。

 例えば 「チューリップやバラの花が咲いている。」という文章を「バラやチューリップの花が咲いてる。」と前後を変えたり「毎日、僕は読書を続けている。」を「僕は毎日読書をしている。」のように微妙に変えてしまうのです。

 親や周囲の大人たちは「ここ、間違ってる」とか「表現を勝手に変えない!」とかいろいろ言うのですが・・・。  

 ちなみにこの生徒 A 君とします。A 君はこちらの問いに対して本当にしっかりと自分で考えて答えてくれます。おそらく幼い頃から自分で考える習慣をしっかりとつけているのでしょう。

 自分で考えることはとてもいいことなのですが、国語の解答をする際には「自分の意見」「自分の考え」を問われているわけではないのです。

 そうではなく作者や出題者の意見を問われているのです。ですから「自分は。。。」という気持ちをいったん横に置くべきなのです。

 それゆえ、今後は彼には「考えてみて」というフレーズではなく「答えはどこにあるか探してみて」「ヒントとなる部分を読んでみて」と声掛けしようと固く決意をしている私です。

 国語は必ずヒントや答えが本文中にあるので、「考える」場合と「探す」場合と2種類あるのでそのあたりの使い分けをできるように指導が必要だなあと気づかされるタイプです。

いろいろなタイプがいるから指導って面白いですね!

 

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