勉強法 古文

古典の大まかな傾向

 高校受験に出題される古典はおおよそ作品が限られます。例えば「御伽草子」「沙石集」「伊曾保物語」「徒然草」「方丈記」などから多く出題されます。

 だから極端な話、上記の作品の日本語訳でいいので読んでおくとかなり有利です。私は自分の高校入試の際に上記の作品+ほかのいわゆる有名な作品の日本語訳を読破していました。

 入試に出た作品を見た瞬間に思わずガッツポーズをしました~~!とはいえ、やみくもに出題傾向が強い作品や問題集を数多く解けばいいかと言うとそうでもないです。

 むろん数うち当たることは大切ですが「傾向」「大まかな思想」を知ることが最も重要なのです。詳細を書くと

①古文は教訓物が多い

②(具体的には)・謙虚な姿勢・知恵、機転・恩返し・正しい生き方・親孝行など

③エピソード+まとめ、あるいは結論+エピソードという型が多い。

 以上3点を意識しておくとミスを大幅に減らせ、選択肢で迷うことが少なくなります。授業では例えば「沙石集」を2題以上説いた後に「ほらね、○○という思想が特徴で・・・」といったように説明&生徒本人に実感できるよう伝えています。

 古典に限らずですが、とにもかくも数うちあたる…ではなく正しいやり方、傾向等の分析が大切であり、それらを知ったうえで学習すると楽しいです!!

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