10月ともなると・・・志望動機、自己アピール文の添削が始まります。正直言って「そんなこと聞いてない!」という文章の多いこと、多いこと!!具体的にはどんな文章か?
(例)私は学生時代に剣道5段を取得しました。部活ではキャプテンを務め県大会にも出ました。と同時に部活を通して仲間と助け合ってお互いに成長していく大切さを学びました。(続く)。
この文章、見覚えありますよね(苦笑)。そこが良くないか?経歴、結果ばかりを書いている点、具体性に欠ける点です。仲間と・・・に関しても「どんな風な」大切さなのか全く分かりません。
学校側や企業側としては目の前の学生がどんな人物なのか、どういった資質を持っているかを知りたいのであって経歴うんぬんよりもそこに至る過程を知りたいのです。
経歴が輝かしいのは素晴らしい事実です。しかし、それはもしかすると生まれ持った資質による可能性があります。(生まれもった運動神経や体格によるところもそれなりに影響しますから)。天性の資質に限らず、努力によるものか?努力によるならば、具体的にどんな努力なのか?という部分が大切なのです。
上記の例を次のように生徒と共に推敲しました。
「私は学生時代に剣道5段を取得しました。部活ではキャプテンを務め県大会にも出ました。しかし、決して順風満帆だったわけではなく自主練習のし過ぎで膝を痛めたことがあります。過度の運動が膝に負担を与えたのです。そのため陸上トレーニングが出来ず、膝への負担が少ないであろうと思いプールに通い水中運動をしたこともあります。(後略」
上記のような指導をした生徒の保護者から以下の連絡を今日、いただきました。ちなみに言うは易く行うは難しです。困ったらさっさとプロにアドヴァイスをもらうことをお勧めします。
以下、引用。
今日、職場の教頭先生が先日進路の説明会があり、
自己推薦型の書き方で、去年の傾向として、自分の実績、成績などのみで、今までの頑張った経緯がないそうで、それを書いてほしいというおはなしがあったそうです。
まさに、まさに森下先生昨日言っていたこと!流石ですね。
まさにドンピシャ(OK)😃