勉強法 雑感

数学は翻訳すれば楽勝

 中学数学で「全体を1と見て、部分を分数の割合で考え、図を使って求める問題」について生徒から「全体を1と置くという意味がよく分かりません。1って何ですか?」という質問がきました。

 そうなんですよ~~~、数学の先生は当たり前のように「全体を1として・・・」と説明しますが数学が苦手な子にとっては「は?1?どこから1がでてきたの?」となるのです。
 

 で、で、で、私はどうしたか?「1」について長々と説明、なーんてことはしません!!!なぜなら目の前の生徒に「1」の説明をしてもきっと理解できないだろうと思ったからです。それゆえ別の方法で説明しました。

 っと、ここまで読んでくださった方、きっと「え?森下先生って国語専門だよね?いきなり数学の話?」と思われたでしょう。ハイ、諸所の事情から現在、中学3年生の生徒には全科目を教えています。

 ある意味、数学の文章題は教え方が楽です。なぜなら、数学の文章題はまさに「ザ!国語」で、文章を記号に翻訳すればよいから。しかも「言いかえ」の考え方をフル活用すれば中学数学のレベルだとかなり「裏技」が見えてくるのです。

 それゆえ先ほどの一般的な「全体を1として・・・」の問題についても別の説明できちんと納得させることが出来ました!!ヤッター!!何が言いたいか?私は決して自分の指導力云々の自慢をしたいわけではありません!!!

 国語力をしっかりと磨くと本当に本当にどの科目にも生かせるよ、と言いたいのです。国語とはまったく別の科目と思われる数学においても国語力が物を言うのです。計算が出来たとしても文章題がおてあげってタイプ多いですよね。

 ハイ、文章題の文章を読み取る力こそが国語力にほかなりませんから・・・。ちなみに昨日の生徒にはどんなふうに指導したか?文章題を数字に翻訳しました。逆に数字や式を文章に翻訳することもあります。

 下手に「全体が1・・・」とどこからともなく「1」という数字をもってくることはせず、文章に忠実に式を作って変形しました。とにかく国語力こそがあらゆる科目の土台デス。

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