指導法 添削

君は「何様」?

 小論文でよろしくないのは・・・「自身なさすぎ」・「上から目線すぎ」です。大切なのは「客観的な目線」で書くことです。

 「自信なさすぎ」のパターンとしては「思われる」「感じられる」「考えられる」「かもしれない」を多用してしまうこと。「自信なさすぎ」パターンについては納得しやすいと思います。

 では、「上から目線」とは?意外とこれが難しいのです。なぜなら無意識に「上から目線」で書いているパターンがほとんどだからです。むろん本人は「上から目線」のつもりは全くないのです。しかし、読み手としては時として「え?一体何様?」と感じてしまうこともあるのです。

【実際にあった文例】~を雇ってあげる。移民を受け入れてあげる。~を助けてあげた。~に怒られた。

【書き直し後】~を雇う。移民を受け入れる。~を助けた。~に注意された。

 

 ちなみに「上から目線」は・・・何度も言うように「本人の無意識の本音」だから自分自身で読み返しても気づかないパターンがほとんどです。それゆえ、まずは「自信なさすぎ」「上から目線」はタブーで「客観的表現」を心がけつつ、必ず第三者に推敲してもらう習慣を付けましょう。

 

 

-指導法, 添削

© 2024 作文110番