古文

文化が異なるのです!

 水曜日から土曜日まで兵庫県にワタクシ、滞在していました。用事プラスお遊びで、お一人での兵庫県入り。今回は大学の先輩、大学時代の友人、中学校時代の友人と会えるというとっても充実した期間でした。

 ワタクシ思ったのです。関東と関西とでは全く文化が違うなあと。どちらがいい悪いはありません。それゆえ会話の内容ややり取り(ツッコミ等)がその地域によって独特なのです。あるセリフに対して関西では当たり前の返答が関東では絶対にありえないということです。これはメインテーマではないので詳細は省きます。

 さて、仕事仲間から「高校3年生の生徒に古文を教えていますが、古文常識等について学ぶようにそろそろ伝えた方がいいですかね。」と聞かれたので「ハイ、今すぐに取り掛かるようお伝えください。最近、分かりやすいテキストが沢山ありますから。」と私は答えました。

 指導する側は「こんなこと(今と昔の習慣の違い)当然知ってるよね」と思いがちですが、普通に生活している中高生が昔の習慣や常識を知っている方がおかしいです。知っていたらある意味マニアです(苦笑)。

 例えば中学2年生の教科書には必ず「敦盛の最期」(平家物語)が載っており、中学生はそれを学びます。平家物語は和漢混交文のため文体が難しいのみならず、武士道を知っておかないと内容を理解するのは難しいのです。

 一言で表現すると、武士は「名誉」「面目」「気位」を重んじるということをしっかりと念頭に入れておく必要があります。敦盛が直実に「なんじはたそ(あなたは誰だ)?」と聞くが、聴かれた側は名を名乗らないのです。

 しかし「相手(直実)にとっては申し分のない敵(首を取ると手柄になる)ので早く首をとれ!」と言う場面があります。ワークや問題集では「なぜ名前を名乗らないのか?」という問に対して「自分は身分が高いので、自分よりも低い身分であろう相手には名乗る必要がない」が答えになるのです。

 これは「武士は名誉を重んじる」ことを理解しておかないと、年下である敦盛が直実に対して名乗らないのではなく、畏れ多くて名乗れない…といった別の答えを選択してしまいます。自分の主観で考えず、きちんとした知識や時代背景、古文常識を学ぶことが古典では大切。

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